「教えてくれない」は違うと思う。

 先日の記事で、

市民英語講座の参加者のみなさんと話す機会があって

みんなそれぞれに

ネイティブ講師に対する不満を持っていることがわかった・・・と書きました。

大まかな不満の矛先は、

「使っている教材が難しすぎるし、あんな英語、使う場所ない。

もっと実用的な英語を教えてほしい」

ということを、みなさん口々に言われてました。

ただ・・・実は厳密に言うと

わたしの場合は、「教材の使い方」が不満なだけであって

周りの方がいうように「こんな教材意味ない」とは

これっぽっちも思っていません。

もちろん、そこで「私はこう思う!」とかいう必要もないと思って

(とにかく目立ちたくないw)

ふんふん・・・と聞くに徹していましたが・・・。

わたしがものすごく気になったのは、みなさんが一様に言われる

「教えてくれない」「教えてほしい」という言葉でした。



そんなムードの中で、自分の本音なんて言ったら

絶対、空気凍らせると思ったので

当然言いませんでしたが(笑)

英語の勉強って、わたしはやっぱり基本は「独学」だと思っています。

英語が話せるようになるためには、

コツコツと地道に時間をかけて、大量のインプットをしないと

絶対に上達はない、って。

だから、「ネイティブなんだから使える英語教えてよ」

は、違うんじゃないかなあ・・・って思っている。

少なくともわたしがネイティブ講師を求めるのは

「自分がインプットして練習してきた英語を試す」

ため。

そのうえで、相手に求めることは

「自分の英語のおかしいところを指摘して、直してほしい。

そのうえで”こういときはこっちの表現のほうがいいよ”など、

より適した表現などのアドバイスを与えてほしい」

というところ。

自分の英語が正しいか?ナチュラルか?ということだけは

独学ではどうにもならない部分で、

ネイティブに答え合わせをお願いするというか・・・

発音や文法、フォーマルかインフォーマルか?

そういったニュアンス的なことまでトータルで。

だから、やみくもに「おしえて」っていう意見に関しては、

うーん・・・・?と思ってしまう。

そして、わたしが今の講座講師に対して不満を持っている点は

★講師が自分ばっかりしゃべりすぎ(7割くらい一人でしゃべってる)

★間違った英語を訂正してほしい(単語が違っているときは指摘されるけど

発音指導なし、構文がおかしくて単語の羅列になってる人にも

自分が意味がわかってればOK・・・な感じでミスの指摘も指導もなし)

★(6Minute Englishについて)内容についての質問→解答という

丸暗記で出来てしまう使い方ではなくて、ディスカッションをするなど

もっと生徒に自分の英語で発言させてほしい。

・・・というところ。

つまり、「もっと参加者に話す機会を与えて」と「ミスは指摘して」というところであって

教材自体に不満を持っているわけではありあせん。

要は「もっと効果的に使ってほしい」といういうか・・・。

ただ、こうやって改めて書いてみて気が付いたけれど

たぶん、講師は「英会話レッスン」というより

「英語の授業」をしているつもりなのかも???(汗)

だから自分ばかり話すことにも、あまり違和感感じてないのかも。

まあ、こんなことを思っているのはたぶんわたしだけなので、

改善されることはないだろうなぁ・・・って思っています。

ほかのみなさんは

「使えるフレーズ」みたいなのを教えて、というスタンスだけれど

英語のフレーズを覚えるときって、

まず自分が英語で何かを言いたい、と思って

「これってどうやって言えばいいんだろう?」と疑問をもつところから始まって

そうして自分で調べたものは、簡単には消えてなくならないと思うのです。

だから「教えてもらう」より「知りたくて覚える」ほうが

ずっと定着率がいいと思うわたし。

とはいうものの、

それはあくまでわたしの考え方であって・・・

誰かに「こうあるべき」っていうのも間違いだし、

おそらく、ほかの皆さんは、

もっと軽い気持ちで英語をやっている人たちかもしれないので

大きなお世話ですよね。

こういう考えは、わたしだけの思いとして

胸にしまっておくことにします。