全国通訳案内士試験対策の近況。

来月にせまってきた全国通訳案内士試験の1次試験・・・。

予定通りに「地理」と「歴史」については

試験範囲をなんとか7月はじめに2周ゴールしました。

やり方は「ハロー通訳アカデミー」さんがご厚意で配信してくださっている

無料講義動画を聞きながら、テキストを読み、

地図や資料集で場所や観光地の写真をチェックしていく・・・というやり方なので

1つ1つ入念に暗記していくというよりは

まずは世界遺産、有名な観光地、大きな歴史的出来事についてなど

覚えやすいところから覚えていったという感じです。

いよいよ3周目に入るにあたり、

ここから本格的に細かいところまで「暗記」しながら

進めていかなければいけません。

ところで、平成25~6年ごろまでの試験では、

受験者が発狂したくなるような出題が多かったようで(過去問を見ても明らか)

一体こんな知識のどこが観光ガイドに必要なんだ?と思うような

問題ばかりで今見てもびっくりですが

それが3年前から突然傾向がガラリと変わり

(これはこれで、ここまで大きく出題傾向が変わるのは、その年の受験者には酷だったと思う)

本当に観光地に関連した出題傾向にシフトチェンジしてきました。

ただそうやって、過去に大きく変わった前歴があるだけに

「また今年いきなり変わったらどうしよう?」と、内心びくびくしてますけど(笑)

一応、受験要項には

「外国人観光旅客の評価が高い観光資源に関連する日本地理(歴史)についての主要な事柄」

…と書いてあるので、

以前のひどい出題傾向には戻らないだろうと信じてますがどうでしょうね。

(今年また、昔のような形式に変わったら私はアウトです)

通常・・・こういう国家試験って、

「過去問を何度もやりこむ」がセオリーだと思うのですが

通訳案内士試験については、どうもそれが通らないなと感じてます。

なぜなら、1度の試験ですべての地理や日本史を網羅できるほど問題数が多くないからです。

わたしは過去3年間の地理と歴史の過去問について、

「どこから出題されたか?」を全部書き出してみたのですが(笑)

(地理にいたっては、白地図に出題された県に〇をつけて問題を書き込んで

視覚的にわかるようにした)

すると、たとえば京都など・・・ごく一部の代表的な観光地都道府県については

毎年何らかの形で毎年出題されているものの、それ以外の県については

3年間でほとんど重複出題されてないことがわかりました。

ざっくり言えば「毎年出題されるのは主要観光地のみ」って感じ。

だから「3年分の過去問」をやりこんでも、

ほとんど対策にならないんじゃ?と思ってます。

この試験の過去問は、「過去問をやりこむ」じゃなくて

「まだ出題されていない箇所をチェックする」という目的で使ったほうがいい感じ。

「過去3年、必ず出題されている観光地」と、

「まだ出題されてない場所・歴史」を重点的に覚えたほうがよさそう。

そして、最近ようやく取り掛かり始めた

「一般常識」と、新科目の「通訳案内士の実務」。

新科目ということで、「どうやって対策したらいいかわからない」

という声も多いみたいなのですが

「通訳案内士の実務」については、

去年までにすでにこの資格を取得した通訳案内士向けに

この科目の研修資料を、観光庁が作っており

受験要項でも、「ここから出しますよ」という感じに

範囲が特定されているので、(といってもこの資料が膨大なのだけど)

新科目とはいっても、対策のしようがない!ということはなさそうです。

1週間くらいかけて、膨大な資料を一通り読みながら、

「問題にされそうな箇所」を、自分なりに書き出して

まとめてみました。

とりあえずはそこを中心に覚えて、試験間近になってきたら

資料全体を通して読もうかなと思っています。

むしろ、ここへきて一番の難関は「一般常識」だな・・・って印象です。

のんびりしてしまっていたけれど、

「一般常識」はもうちょっと早めに取り掛かるべきでした(汗)

観光庁が毎年発行する「観光白書」というものがあって、

ハッキリとわかっている出題範囲はそこのみ。

(ただ、これもとても膨大な量です)

去年の訪日外国人観光客が何万人いたか?とか

訪日数の多い国ランキング?とか

データ的なものは毎年必ず出されるのと、

ほかにも書かれている重要事項が数題出題されているようです。

それ以外はどこからどんな形で、出されるか完全に手探り。

こちらも過去問で出題傾向を予想するしか手掛かりがありません。

今のところ確実に出題されそうなのは何十種とある

日本遺産とか

(”日本遺産”なんてものがあるなんて、世間の人はほとんど知らないのでは?何十か所もあるんですよ!)

無形文化遺産、国立公園あたりかなあ・・・。

でも、その中身を全部覚えようと思うと

(たとえば〇〇国立公園に属してるのはどの観光地か?を言えるようにとか)

それはまた掛け算式に膨大な量になり・・・

とてもあと1か月じゃ無理なんじゃ・・・?という状況なわけです(笑)

もちろん、やるしかないわけですが。

さらに、前年に話題にあがったような時事問題も出ます。

去年は「君の名は。」に関連した問題が3問もありましたよ(汗)

君の名は。がヒットしたのは2016年なので、翌年の2017年の出題になった)

で、ここまで出題範囲が広いのもやっかいなのですが

もっとやっかいなのは、

「通訳案内士の実務」という科目が増えたことによって、

「一般常識」が、これまでの100点満点から50点満点になり、

出題数も約半分になるってこと。

*観光白書(全200ページ超!)

*日本遺産(予想)

無形文化遺産(予想)

*国立公園(予想)

*時事問題(予想)

・・・とこんなに範囲が広いのに、たった20問しか出ないって・・・_| ̄|○

問題数は半分になるのに、出題範囲は広いまま・・・。

一番やっかいなのは、

問題数が半減することによって、削られるのがどの分野か?

が、さっぱり読めないこと。

これこそ、「通訳案内士の実務」より何倍も対策が難しいのではないだろうか・・・?

まあ、他の受験者のみなさん同じように唸ってると思うので(笑)

残り1か月で、できるところまでやるしかありませんね。

ちなみに試験は8月19日なので、

正確に言えばまだあと1か月ちょっとあるのですが

試験直前のお盆休みは、家族が家にいるからきっと思うように勉強できないはず・・・。

なので、自分のスケジュール的には

「お盆休みを(勉強期間として)アテにできない」と思っているため

8月10日ごろをめどに仕上げていくつもりです。

さて、今から勉強します・・・。