In the club と On the team

先日の英会話レッスンのときに、

ちょっと興味深いやりとりがあったので紹介。

ある課題に取り組んでいたときに

わたしがうっかり「on the team」と言うべきところを、「in the team」と言ってしまったんですね。

(レッスン中にこういう凡ミスはよくある)

そのときに、ついでと思って

「どうして in the team は間違いなんですか?」

って尋ねました。

これには日本語での文法解説で

いろいろな解説がネット上でも書かれているので、

知識として知らないわけではありませんでしたが

なんかこう、しっくりこなかったからです。

「on」というのは、"張り付いて離れないイメージというニュアンスの前置詞なので

スポーツで特定なポジションについて離れないというイメージで考える

あるいは、on は、”~の一員として従事する”というイメージだから

というものだったり、

「in」は”所属している”というイメージ(その中にいる)だから、in なのだ、というものだったり

なんかもう、わかるようなわからないような・・・

無理矢理、こじつけているような感じさえしません?

これがね、講師に「なぜ?」とぶつけてみたところ、

かなり予想外の回答が返ってきたのです。

ちなみに、これはアメリカ人講師としての

おそらく「ネイティブはこう解釈している」という答えなので

これが必ずしも文法的に正しい解釈ではないかもしれません。

でもわたしは、彼の説明にものすごく納得したので、

今後誰かに聞かれたら(まあ、そんな機会はたぶんないですが)

彼に言われたとおりに答えようと思います。

彼が言ったのは、

アメリカでは一般的にClubっていうのは、アートとか、ミュージック、チェスとか、

室内で行われるアクティビティのことを指すことが多いんだ。

だから、室内の・・・というニュアンスで in を使うんだよ」

そして

「teamは、スポーツに対して使われる言葉。そして

スポーツは一般にoutsideでのアクティビティというイメージだから、on を使うんだよ。

もちろん、バスケットボールなど例外もあるけれど

でも多くのスポーツは(アメリカ人のイメージでは)outside(つまりon the groundなど)での

アクティビティだから、そのニュアンスで、in じゃなくて、on なんだよ。」

という説明だったのです。

ほぉぉぉ・・・・って声が出ました(笑)

一番ハッとさせられたのは、clubの解釈。

日本語の感覚だと、「クラブは室内のアクティビティ」なんて解釈の住み分けはありません。

スポーツクラブという言葉があるくらい、

クラブという単語を当たり前に、文科系にも体育系にも使っています。

たぶん、だからこそ「どうしてクラブはin なのに、チームはonなんだ?」という

日本人的な混乱が生じるわけで・・・。

けれど、ネイティブ講師によると、

アメリカではクラブといえば主に室内で行われる活動を指す。だからin。

これが、わたしにはものすごくスッキリした解釈でした。

onには、~の一員で・・・という意味があるから~、

inにはは、~に所属して、・・・という意味があるから~、

などの、違いのよくわからない、日本人が後付けで無理矢理定義を作っているように感じる理由より

ずっと納得しやすくないですか?(笑)

もちろん、先に書いたようにこれが正解というわけではないと思います。

いろんな解釈があると思うので。

が、わたしは

「英語を母国語にしている先生がそう言うのだから」

という単純な思いと、わかりやすさからこの理由が一番納得できるなあと思いました。

・・・ということで、さすがに今後はもう間違えないと思います(笑)