ブログをコンスタントに書きたいと思うものの、
日々の英語学習を優先していると、ついついブログが後回しになりがちですね~。
英検2次試験まで、あともう2カ月半になってしまい、
焦る気持ちが募ってくるのですが、それはまた改めて別の記事で書くとして
1次試験対策の「リスニング」について書きます。
英検1級1次試験は、2回チャレンジしているわけですが・・・
1回目のときの結果は
19問/27問(正答率70%)でした。
↓こちらが細かい正答表
もう一目瞭然なのですが、自分の中で圧倒的に「パート2が苦手!」という
意識がありました。
そして2回目チャレンジしたときのリスニングの結果
22問/27問(正答率81%)でした。
数字にしてしまえば、「たった3問」正解が増えただけ・・・・で
大した進歩があったように見えないかもしれませんが^^;
それでも受験した人にはわかるはず・・・!
正答1問によって、CSEスコアが大きく動くので
リーディングでもリスニングでも、とにかく「1問でも多く正答する」は
ものすごく大きなことなのです・・・。
実際、1回目のチャレンジのときは「1問分CSEスコアが足らない」という結果で
1問に泣いたわたしなので・・・(´;ω;`)
だから、リスニングで前回より3問多く正答できたというのは、自分の中では
「よくリベンジした」と褒めたい結果でした。
試験で「ここがダメだった」というとき、それはアプローチの方法を変えなければ
いけないときも多々あると思います。
(もちろん演習量が少ないだけでやり方は間違ってないというときは変えなくてもいい)
【シャドーイングからオーバーラッピングへ】
わたしの場合は、取り組み方を変えるべきだと感じました。1回目チャレンジの前は
リスニングは主に「シャドーイング」中心にしていたのですが
これを「オーバーラッピング」中心に変えたのです。
両者、一見たいした違いがないように感じますが、自分の演習を冷静に見つめた時
「シャドーイングは機械的に音コピーしているだけでちゃんと内容を聞き取ってないのでは?」
と疑問に感じたからなのです。
シャドーイングはテキストなしでも取り組めるという手軽さがあるので便利なのですが
ただ口を動かすだけになったり、丸暗記になってしまったりしがち。
そうではなく、耳から聞いた英語と、単語や文章の意味を、ひとつひとつ丁寧に
頭の中で一致させて叩き込む作業をしなければいけないのでは?と感じたため、
面倒でもちゃんと座学でオーバーラッピング+音読をやりこもうと決めたのでした。
パート2の問題文は、アカデミックな内容のナレーションなので、
スクリプトを読んでいても内容を掴むのが難しいテーマも多々あります。
1回読むだけで理解できないものを、1回聞くだけで理解できるわけもなく・・・
1つの問題文に対して10~20回・・・と数えきれないくらいオーバーラッピングと
音読を繰り返しました。
つまり、1回目チャレンジの時は「聞く」に注力していたものを、
2回目チャレンジのときはあえて「読む」を意識してみたわけです。
もっといい方法があったのかもしれませんが、ほかに方法が思い浮かばなかったので(笑)
ただ、シャドーイングよりは確実に音を聞き取れるようになった実感がありました。
【先読みは絶対パート4!】
リスニングで意見が分かれるのは「先読みするかどうか」だと思うのですが、
問題文もあらかじめ印字されているTOEICとは違い、
問題文のわからない英検のリスニングって、先読みが難しいですよね。
わたしが意識したのは「先読みはパート4」ということでした。
これはチャレンジ1回目のときも2回目のときもやりました。
演習段階で過去問に何度も取り組んでいると気づいたのです。
パート4はインタビュー問題で、3分~4分ものインタビュー音声を聞かされるので
その長さに圧倒されがちですが、
ハッキリ言って、インタビュー自体はそれほど聞き取るのは難しくないと思います。
実際、過去問いくつも解きましたが、パート4はほぼ毎回正答していました。
ただし、わたしにとっての問題は「選択肢を時間内に読めるか」のほうで・・・(汗)
これはわりと早い段階で「選択肢を読む時間が足らない」と気が付きました。
というのも、パート4は最後の問題なので、選択肢を読み終わらないうちに
「試験終了です」のアナウンスが流れてしまう危険が・・・。
過去問をやっていてそのことに気が付いたので、以来、演習段階から
パート4は必ず選択肢を先読みして日本語で簡単なメモを書き込むようにしました。
ただ、これはリスニングパートが始まってから先読みするのはほぼ無理なので、
リーディング試験中にやります。
つまり
「リーディング&ライティングを5分前に終わらせて、あまった5分でリスニングパート4の先読み&メモを取る」
ということをやりました。
(※現段階で、リーディング中にリスニングの先読みをすることは禁止されてない)
時間があまれば、他のパートの先読みもしましたが、とにかく最優先は「パート4」。
聞き取れるはずのインタビューを「選択肢を読む時間が足らなくて落とした」
ということだけにはしたくなくて、ここは確実にやりました。
【メモは取らない決断】
パート4については「先読み段階でメモを取る」と書いたばかりですが、
パート1~2については、聞きながらメモを取るかどうか・・・?迷うところです。
わたしの場合、パート1については、1回目も2回目もメモを全く取っていません。
けれど、パート2については、1回目はメモあり、2回目はメモなし・・・で
解答しました。
これは2回目の受験のほんの3日くらい前に
「もしかしたらメモを取らないほうがいいのでは?」と感じた瞬間があり・・・
いきなり本番で試すのはリスキーすぎたので、最後の3日間の過去問で「メモなし」
にして、聞くことに全神経を集中させてみたら、
メモを取っていたときよりもずっと内容を聞き取れる!と感じたのです。
そして、しっかりと内容を聞き取ることさえできていれば、
本文と問題文をすべて聞き終わってから選択肢に目を通しても慌てずに選べる・・・
ということにも気づきました。
過去問の段階でうまくいったので、本番でも「メモなし」で聞くことに全集中。
結果、パート2の正答率は、7/10。
まあ、決してものすごくよかったわけじゃないですが・・・・(笑)
1回目のチャレンジのときは、たった3/10ですから、自分の中では大健闘です。
・・・と、またしても長くなってしまいましたが
だいたいこんな感じでリスニングは取り組みました。もっといいアプローチがあるかも
しれませんが、自分は1回目よりも点数を上げることができたので、
これで正解だったんじゃないかなと思っています。
そして、最近ちょっとしたブレイクスルーのようなものを感じています。
海外ドラマが好きで普段よく見ているのですが、
字幕なしで聞き取れる会話が増えたなあって感じるのです。
もともと、海外ドラマは英語学習とは切り離して考えているので日本語字幕で
のんびり鑑賞する派なのですが、このごろは聞き取れると感じる量が増えたので
字幕を見ないでフレーズをシャドーイングしながら見たり、
あとはYouTubeのネイティブ動画も字幕なしで見たり・・・
ということを楽しめるようになってきました。
もちろん、「知らない単語・知らないフレーズ」は当然意味がわからないので
まだまだジャンルを選ぶし、もっともっと頑張らないと・・・・!ですけどね。
英検のために取り組んできたことがこうした「進歩」に繋がっていると思うと
やはりとってもうれしいです。