新しい先生。

あけましておめでとうございます。

新年バタバタ過ごしていましたが、今日新年最初の英会話レッスンを受けてきました。

 

年末年始、家族が常にいる中では、特にアウトプットの練習がほとんどできず

フラストレーションもたまるし、焦りも出てくるし・・・

お正月明けすぐのレッスンはキャンセルにすればよかったかなあ・・・?と

少し自信のない中のレッスンでしたが

 

2週間ぶりだったにも関わらず、思った以上に口が良く動き

また英語も比較的スラスラと出てきたので、自分では満足でした。

 

実は今日から担任が変わりました。

振り返ってみると、だいたい年1回のペースで担任が交代しています。

どの担任もそれぞれ魅力があってよかったし、お別れの時は寂しい気持ちになるけれど

新しい担任になることは、また新しい英語に触れる機会でもあり

相手のことを新鮮な気持ちで知っていく楽しみもあったり・・・でやはりイイです。

 

英会話スクールの先生っていうのは、絶対に褒めてくれます。

それはもう、どのレベルの生徒に対しても褒めて育ててくれるわけで・・・

褒めるは当たり前のことなので、

褒められたからと言ってあまり有頂天になってはいけないと思っているのですが

今日初めてレッスンをしてくれた新しい担任はことさら褒めてくれました(笑)

 

発音はクリアですごくいい、

僕の話もしっかりと聞き取れているからリスニングも問題ない、

など。

でも一番うれしかったのは、

「あなたはとてもsophisticated なwordsを使って話す」

と言ってもらえたこと。

これってつまり、能動語彙が多いってことだと思うので・・・

わたしは、単純に「読める単語」を殖やすことよりも(それも大事だけど)

会話の中で口からついて出る「使える単語」を増やすことを意識して勉強してきたので

そこが評価されたことがすごくうれしかったです。

 

とにかくベタ褒めされたので、いやいやわたしなんてミスも多いしまだまだ・・・

と(日本人特有の)謙遜モードに入ってしまったとき、

新担任の先生からこんなことを言われました。

 

「日本人は間違いを恐れる人がとても多いよね。

でも、語学は失敗をすればするほど成長できるんだよ。

それに、日本人は文法とか発音とかを気にしすぎだと思う。

僕はアメリカにメキシコからの移民の友達がいるのだけど

彼らにとって英語はsecond languageだから、発音も正確じゃないし、

文法もめちゃくちゃだったりする。

けれど彼はそんなこと気にせずに話すし、僕も全く気にならない。

だって通じてるから。

発音はそんなに問題じゃない。何を言ってるか伝わればいいのだから。」

 

と、熱心に語ってくれて、なるほどなあ・・・・とうなづきまくり。

実際、発音だの文法だのに厳しいのは「日本人」なんですよね。

 

わたしがグループレッスンではなく、プライベートレッスンを選んでいるのだって

他の日本人が自分の英語をどう思うか?が気になって緊張してしまうから

ネイティブと1対1のほうが気楽・・・というのが理由だし。

 

わたしは、英会話スクールに通い始めて5年目だけど、

自分の発音を矯正されたことはほとんどなく、

発音がネイティブに対して通じなかったことは1度もありません。

もちろん、「わたしすごいでしょ?」とか言いたいのではありません。

自分の発音や文法にもたくさん問題はあるはずだし、

話しながら自分で文法間違いに気づくこともあります。

けれど、文法ミスですらあまり注意されないです。

あ、単語についての指摘はあるかな。

自分が使った単語よりももっと適切な単語があるときは、必ず教えてくれますね。

「この場合は✕✕よりも〇〇のほうがナチュラルだよ」と。

ただ、発音と文法についてはほとんど指摘がないです。

それはどうしてなんだろう?と冷静に考えたときの答えが

新担任の言葉なんだろうなあというところへ行きつくのです。

 

「日本人はミスは気にしすぎ。」

 

わたしたちは、オンラインでも対面でも、ついつい講師に対して言ってしまいがち。

「ミスをしたら遠慮なく指摘してください!」と。

正しい英語を身につけたい一心で。

 

でも、重箱の隅をつつくようにミスをほじくり出して「ここを直さなくちゃ!」と

必死になることは実はそんなに重要ではないのでは?と

この頃思うようになりました。

今日言われた言葉でそれは確信に変わったというか・・・。

 

これまで教えてもらってきたネイティブ講師たちは、どの人も本当に優秀で、

熱意があって一生懸命にやってくれているのがわかります。

だから、彼らが決して手抜きでミスを指摘しないのではなく、

彼らにとって

「そんなに問題にするほどのミスじゃない。
(だって移民の英語ってみんなそんな感じだからアメリカ人は慣れてるよ?)」

ってことなんだろうなあーと。

 

そして、小さなミスをいちいち指摘して、生徒を「間違ってはいけない」と

委縮させてしまうよりは、話の流れを断ち切らず、どんどん話させて、

言葉に詰まったところを助けてあげる・・・・そうやって「のびのび話させる」

ことのほうを大事にしているってことなのでしょう。

日本人なら多いに気にするミスも、

いろんな訛りの混ざった英語に触れているネイティブの彼らだからこそ、

「いや通じてるし、全然気にするレベルじゃないし」みたいな?

 

 

・・・と、なんだか新年早々語ってしまいましたが

考えてみたら、わたしも細かいミスを指摘されないからこそ、

回数を重ねるごとに、どんどん話せるように・・・というか

「えーい、これで合ってるかわかんないけど話しちゃえ!」

という勢いに乗って話せるようになったと思うので

「完璧」にこだわらないっていうのは語学ではとても大事なことなのかもしれません。

 

 

今年の目標的なことを書くつもりが、全然違う話になってしまいましたが

こんな気づきとともに、

今年もゆるくこの学習ブログは続けていきますので

どうぞよろしくお願いします。