スピーキングのブレイクスルー。
最近、自分のスピーキングにブレイクスルーを感じています。
今まで、リスニングでのブレイクスルーは、「これがそうかな」というのを
感じたことがありますが、スピーキングではほとんどありませんでした。
それは、自分でもよく自覚しているのですが、
何かを話そうと思うときに、頭の中で必死に英語を組み立てる作業をしていたから。
単語を思い出そうとしていたり、どの単語を使うか迷ったり、
なんなら、えっとDo動詞だっけ?Be動詞だっけ?ということも。
ちょっと過去の自分を振り返りたくなって、オンライン英会話を始めたころの
過去記事を探ってみたら・・・・。
6年前の自分はこんな感じだったんだなーと、しみじみ。
enjoy-englishlife.hatenablog.com
なんか、早くうまく話せるようになりたくて必死にもがいていたのがわかります。
ネイティブキャンプを利用していたこのころ、お気に入りの先生のレッスンを
毎日受けていたけれど、彼女から
「頭の中で日本語から英語に訳しているんじゃない?」と指摘されたことがあります。
図星すぎて、恥ずかしかったです。
「頭の中で訳していると、いつまで経っても上達しないからそれはやめなさい。
英語で考えるようにしたほうがいい」・・・・と、
もっともなアドバイスをされたけれど
当時のわたしは、もちろんそんなレベルからは程遠く・・・苦笑いするしかなかった記憶です。
もちろん今でも、まだまだ完璧な英語からは程遠いです。
けれど、過去記事を改めて自分で読み返してみると、
頭の中で一生懸命組み立ててから話すことはなくなったなーと思うのです。
以前は、話す時に「これは英語で何と言ったらいいんだろう?」ということを
まず真っ先に頭の中で考えていた気がします。
それがこのごろは、「自分はこのことについてどう思うだろう?」と
自分の意見というか話す内容のことしか頭の中で考えていないなあと、
最近ふと気づきました。
わたしはよく言われる英語学習者の「英語を英語のまま理解する」ということには懐疑的なので
(それは単純に、読む・聞くが英語のまま理解できるなら、スピーキングもできるはずでは?と思うから。もちろんそれができる人は間違いなく英語脳だけど、できないなら英語脳じゃないのでは?と思う。)
自分のスピーキングの向上はそういうのではなくて、
たぶん、頭の中で日本語と英語を行き来させる情報処理速度が格段に上がったのだと
そんなふうに自己分析しています。
「頭の中の同時通訳」の速度が少しずつ上がってきたんだろうなと。
もうひとつ実感している大きな進歩は「語彙」。
いわゆる「能動語彙」がすごく増えたと感じています。
これは、英検準1級&1級を通してコツコツ増やしてきた語彙のおかげだけど
試験では「読めればOK」だったものが、
毎日英語を読んだり聞いたり、英作文を繰り返しているうちに
今ではいつのまにか、会話の中で当たり前に使いまわせるようにもなってきました。
会話しながら「あれは英語でなんていうんだろう?」というところで
迷わなくなってきたのも大きな成長と感じています。
実際、今の担任からは「語彙がすごい」と驚いてもらえるので、
ホント、語彙はがんばってよかったなあ・・・としみじみ感じています。
とはいえ、まだまだ課題は山のようにあります。
なので、これからもコツコツ修行を繰り返すのみですが・・・
こういう自分だけの小さな達成感は大事にしたいなと思います。