英会話スクール(14回目)

 前回の記事が、スクール13回目のレッスン記録だったことで、

ずっとブログを更新できなかったことに、今頃気が付きました。

ここ数日、家でなかなか一人になる時間が取れなかったため、

ブログはもちろん、英語学習もままならず(音読ができないのがね)

ちょっと大変でした。

が、今日からまた平常運転。

今回の英会話レッスンは、「動名詞を使う」。

to不定詞に続いて、比較的使い慣れた文法なので、

わりとスムーズに進んだ気がします。

スクールに入ってよかったという話はもう何度も書いているけれど、

リスニングとかスピーキングとかの

わかりやすい効果以外のところで、

「ネイティブ講師の文法解説」っていうのが

ものすごくわかりやすくて、とにかく毎回心地よい感動すら覚えています。

日本人にとって、英文法って

なんだかもうそれだけでものすごく堅苦しくて、

ひとつひとつ理解していくことは大変で・・・と、

苦手意識を持っている人は少なくないと思うのですが

(わたしもその一人。意味はわかるしある程度使えるけれど、

感覚的に覚えているだけなので、人に説明することはできませんw)

それが、ネイティブの視点はどこか日本人の視点と違っていて

ものすごくシンプルな考え方であることが多いのです。

例えば今日の「動名詞」のところで、目からウロコだったのは

I'm looking forward to meeting you.

という、おなじみのフレーズ、「looking forward to ~ing」の文章。

講師から

「どうしてこの部分はing になると思う?」

と質問されました。

わたしは、心の中で

(えっと・・・この場合のtoは不定詞のtoじゃなくて、前置詞のtoだから~・・・

だから動詞の原形じゃなくて、動名詞を使わなきゃいけない・・・・

・・・・とかって、英語で何て説明したらいいのだ?!)

と、ごちゃごちゃ説明を考えていました。

たしか、文法的にはそういう理由だったと思うのです・・・・・。

ところが、それを英語で説明するのは難しい・・・困った!と

一瞬黙り込んでしまったわたしに

講師がしてくれた説明は、実にシンプルなものでした。

「理由は、主語のあとに2語以上単語が続くからだよ。」

わたしは思わずキョトン・・・・・。

へ?2語以上単語が続くから???

「そうだよ。2語以上続くときは~ingを使うんだよ。」とニッコリほほ笑む講師。

いまだかつて、そんな解釈知りませんでした。

わたしのつたない文法知識として頭で覚えているのは

toが前置詞なのか不定詞なのかを見極めて

不定詞だったら動詞の原形がくるし、

前置詞だったら動名詞か名詞がこなきゃいけなくて・・・

と、そういう小難しいヤツです。

でも、こういう覚え方だと、

あれ?!こういうとき動名詞だっけ?原形だっけ?って

迷ってわからなくなることもあるはず。

(たまたまlooking forward to~ingは、定番フレーズだからわかるだけで)

ところが彼はこれを「2語以上単語が続くから」という解釈だけで済ませたのです。

そして、

feel like ~ing(2語)

get rid of~ing(3語)

be used to ~ing(3語)

be good at~ing(3語)

be tired of~ing(3語)

と、例を挙げて「ほらね?」と。

そ、そんな理解でいいの?

いや、ネイティブが言うんだからいいんだよね・・・と目からウロコでした。

「だから動名詞か原形かどっちだろう?って迷ったときは

何語でできているかを考えたらすぐにわかるよ。」

と、スッキリな解説。

(おそらくこれは例えばwant toなど、通常の動詞+前置詞・・・の話ではなくて、

あくまでイディオムだと思います。イディオムに付くのは、名詞か動名詞だよ、ってことかと・・・。)

・・・って、わたしが知らなかっただけで

こういう覚え方は当たり前だったら恥ずかしいのですが・・・(汗)。

ほかにも、

It is ~~ to・・・

It is~~~ing・・・

It is ~~that ・・・

というこれもよくある構文の説明で、

「どうしてIt'sを使うと思う? 

これは、英語は主語が長くなるのを嫌うから、長い主語のときには

それをto やthat以下に持ってきて・・・」と

(さすがにこれは)わたしにもわかる説明をしたあとで・・・

「このIt'sはanticipatoryを意味しているんだよ。」と。

一瞬、anticipatoryの意味がわからなかったのですが

「anticipateはわかる?」と聞かれて、「ああ!」と理解しました。

anticipateの名詞形。つまり「予想」を意味する単語。

そして、

「だから、It'sはね、

このあと大事なことを言うからね~!言うからね~!、っていうサインなんだよ。」

と、表情豊かに身振り手振りで、そのニュアンスを教えてくれる講師。

ああなるほどなぁ。

It'sで始まる構文をネイティブが説明すると、こういう形になるんだなあと、

日本語で文法用語をならべて、小難しく覚えるよりずっと簡単に思えます。

いつものようにあっという間の50分。

今回もとても学ぶことの多いレッスンでした。