前回の記事が、スクール13回目のレッスン記録だったことで、
ずっとブログを更新できなかったことに、今頃気が付きました。
ここ数日、家でなかなか一人になる時間が取れなかったため、
ブログはもちろん、英語学習もままならず(音読ができないのがね)
ちょっと大変でした。
が、今日からまた平常運転。
今回の英会話レッスンは、「動名詞を使う」。
to不定詞に続いて、比較的使い慣れた文法なので、
わりとスムーズに進んだ気がします。
スクールに入ってよかったという話はもう何度も書いているけれど、
リスニングとかスピーキングとかの
わかりやすい効果以外のところで、
「ネイティブ講師の文法解説」っていうのが
ものすごくわかりやすくて、とにかく毎回心地よい感動すら覚えています。
日本人にとって、英文法って
なんだかもうそれだけでものすごく堅苦しくて、
ひとつひとつ理解していくことは大変で・・・と、
苦手意識を持っている人は少なくないと思うのですが
(わたしもその一人。意味はわかるしある程度使えるけれど、
感覚的に覚えているだけなので、人に説明することはできませんw)
それが、ネイティブの視点はどこか日本人の視点と違っていて
ものすごくシンプルな考え方であることが多いのです。
例えば今日の「動名詞」のところで、目からウロコだったのは
I'm looking forward to meeting you.
という、おなじみのフレーズ、「looking forward to ~ing」の文章。
講師から
「どうしてこの部分はing になると思う?」
と質問されました。
わたしは、心の中で
(えっと・・・この場合のtoは不定詞のtoじゃなくて、前置詞のtoだから~・・・
だから動詞の原形じゃなくて、動名詞を使わなきゃいけない・・・・
・・・・とかって、英語で何て説明したらいいのだ?!)
と、ごちゃごちゃ説明を考えていました。
たしか、文法的にはそういう理由だったと思うのです・・・・・。
ところが、それを英語で説明するのは難しい・・・困った!と
一瞬黙り込んでしまったわたしに
講師がしてくれた説明は、実にシンプルなものでした。
「理由は、主語のあとに2語以上単語が続くからだよ。」
わたしは思わずキョトン・・・・・。
へ?2語以上単語が続くから???
「そうだよ。2語以上続くときは~ingを使うんだよ。」とニッコリほほ笑む講師。
いまだかつて、そんな解釈知りませんでした。
わたしのつたない文法知識として頭で覚えているのは
toが前置詞なのか不定詞なのかを見極めて
不定詞だったら動詞の原形がくるし、
前置詞だったら動名詞か名詞がこなきゃいけなくて・・・
と、そういう小難しいヤツです。
でも、こういう覚え方だと、
あれ?!こういうとき動名詞だっけ?原形だっけ?って
迷ってわからなくなることもあるはず。
(たまたまlooking forward to~ingは、定番フレーズだからわかるだけで)
ところが彼はこれを「2語以上単語が続くから」という解釈だけで済ませたのです。
そして、
feel like ~ing(2語)
get rid of~ing(3語)
be used to ~ing(3語)
be good at~ing(3語)
be tired of~ing(3語)
と、例を挙げて「ほらね?」と。
そ、そんな理解でいいの?
いや、ネイティブが言うんだからいいんだよね・・・と目からウロコでした。
「だから動名詞か原形かどっちだろう?って迷ったときは
何語でできているかを考えたらすぐにわかるよ。」
と、スッキリな解説。
(おそらくこれは例えばwant toなど、通常の動詞+前置詞・・・の話ではなくて、
あくまでイディオムだと思います。イディオムに付くのは、名詞か動名詞だよ、ってことかと・・・。)
・・・って、わたしが知らなかっただけで
こういう覚え方は当たり前だったら恥ずかしいのですが・・・(汗)。
ほかにも、
It is ~~ to・・・
It is~~~ing・・・
It is ~~that ・・・
というこれもよくある構文の説明で、
「どうしてIt'sを使うと思う?
これは、英語は主語が長くなるのを嫌うから、長い主語のときには
それをto やthat以下に持ってきて・・・」と
(さすがにこれは)わたしにもわかる説明をしたあとで・・・
「このIt'sはanticipatoryを意味しているんだよ。」と。
一瞬、anticipatoryの意味がわからなかったのですが
「anticipateはわかる?」と聞かれて、「ああ!」と理解しました。
anticipateの名詞形。つまり「予想」を意味する単語。
そして、
「だから、It'sはね、
このあと大事なことを言うからね~!言うからね~!、っていうサインなんだよ。」
と、表情豊かに身振り手振りで、そのニュアンスを教えてくれる講師。
ああなるほどなぁ。
It'sで始まる構文をネイティブが説明すると、こういう形になるんだなあと、
日本語で文法用語をならべて、小難しく覚えるよりずっと簡単に思えます。
いつものようにあっという間の50分。
今回もとても学ぶことの多いレッスンでした。