英国王室について語る【レッスン記録】

せっかく毎週濃厚なレッスンを受けているのだし、予習に追われて終わるのではなく

記憶が新しいうちにレッスン内容を記録しておこうかなと思い立ったので

ちょっとやってみようと思います。

直接英語学習の話ではなく、本当に単なるレッスン記録でしかないですけどね。

備忘録も兼ねて。

 

前記事でも書いた通り、現在は時事ニュースの中から担任講師がテーマを選び

それにそった内容でディスカッションをしていく形になっています。

 

今週のトピックは「エリザベス女王死去」に関連して「英国王室」の話題。

毎回、レッスンの終わりに次週のレッスンテーマと宿題が出されるのですが

今回出されていた宿題はこちら。

■Abolition of the British Monarchy(王室廃止議論)

■Royal Family Controversies(ロイヤルファミリーへの批判的な問題)

Commonwealth Countries(イギリス連邦について)

■Causes of the American Revolution(アメリカ独立戦争の原因)

 

イギリス王室の話だったら、なんかいろいろ話せそう!と最初は思ったものの

いざ調べ始めてみるとびっくりするくらい自分が何も知らないことに気が付きました。

知っていることと言ったら、

チャールズ国王が不倫の末に(というか結婚前からカミラさんと付き合っていた)

ダイアナ妃にひどい仕打ちをしたとか、

ハリーとメーガンがお騒がせだとか、なんかスキャンダラスな面についてしか

知らなかったなあ・・・と。

恥ずかしながら、わたしはエリザベス女王がイギリス以外の14か国の君主になってるってことすら知りませんでしたよ。

学校で習ったのかもしれませんが、それ自体もう何十年も遠い昔のことで・・・・

カナダやオーストラリア、ニュージーランドなどの大きな国すら、

君主はエリザベス女王だと知ってました?知らなかったのわたしだけですか?(笑)

そして、「コモンウェルス」なに?って世界でした。

簡単そうで意外と大変だったイギリス王室の話。

 

・・・というわけで、課題の中からわたしが選んだリサーチテーマは

「英国王室廃止論」。なぜ廃止論が出るのか?何が問題とされているのか?

そして廃止するにあたってどんな問題が出てくるのか?などについてリサーチ。

自分でまとめた原稿から一部を紹介(文法の間違い等あるかもです)

 

■お金の問題(税金の無駄遣い?)

英国王室のお金は公務に関係することと宮殿などのメンテナンスは

英語でsovereign grant と言われる、いわゆる「政府助成金」で賄われているそうだけど

これが近年毎年のように増えていて、2021年はなんと170億円だそう。

The UK's royal family is funded mostly by the sovereign grant which is funded by taxpayer’s money. In 2015, the annual  cost of the royal family was about 40million dollars(約59億),and this number has increased in the last 7 years, and the cost in 2021 has finally reached 124 million dollars.(約170億円)

 

■お金の問題(王室の私的財産と特権)

資産管理は代理人に任せきりだったという女王に対して、チャールズ国王はとても資産運用に熱心だったそうで専門家を集めてこの10年で50%も資産価値を増やし、年間莫大な不動産収入を受けている。しかも無税。そしてそれらの不動産はウイリアム皇太子がこれもまた無税で相続or贈与されることになっているという話。

 Charles has been more enthusiastic about asset management, so he gathered a lot of fund managers and has succeeded in increasing the value and profits of his assets by 50% in the last 10 years. He now earns millions of dollars every year from real estate without paying any taxes. What’s more, Prince Willian is supposed to inherit these assets without paying inheritance taxes. 

 

■王室の特権「女王の同意」

王室特権は英語で「prerogative」って表現されていることが多かったです。

そして「the queen’s consent(女王の同意)」というあまり知られていない特権?があって

法案の内容が女王自身に影響を与えるものである場合は、必ず女王自身がそれに同意しないと議会を通らないのだそう。政治に関与しないという建前があっても、これは実質的に「女王の拒否権」と同じなので、女王or国王が王室にとって都合が悪いと思うことは「拒否」できてしまう・・・ということらしいです。

According to my sources, the British parliament can constrain the royal prerogative. However, if a bill's provisions could affect the queen,  then she must give consent for the issue to be put before parliament, in order for the bill to continue.
 In other words, the parliament cannot pass those bills without the queen's consent. 
If the Queen's consent is not signified in a case where it’s required, the bill’s progress is stopped. Which has actually the same meaning as a veto of the queen.

 

で、ガーディアン紙の取材によると、女王が自身の財産について一般市民の目に触れないよう隠せるようにする法案を通すように政府に働きかけをした・・・とされる証拠が見つかったとかなんとか・・・ホントだとしたら結構すごい話。(↓記事そのまま引用)

quote「 The guardian investigation also allegedly uncovered evidence pointing to the queen lobbying the government to change the law in order to conceal her private wealth from public view.」

 

■王室廃止による影響

イギリスが混乱するのはもちろんですが、イギリス国王は他の14か国の君主にもなっている

・・・ということを考えると、他国も「君主どうする?」って混乱が起きるよねと言う

ことを話しました。一部の国では、今まではエリザベス女王に対する敬意から、共和制への移行議論は

行われてこなかったけれど、君主が変わったことを区切りに

自国から君主を選ぶべきじゃないか?と言う声は高まってくる可能性高いみたいです。

担任によると、特にカナダ人はその意向が強いみたいで、今後どうなるか楽しみです。

 

レッスン中に、説明をされてもさっぱり意味が分からなかったキーワード。

 

Netflixのドラマで、「ザ・クラウン」というのがありますが、その中で歴代の首相はたびたび女王のもとを訪れて、政治についての報告などしているんですよね。

「日本では首相が天皇をあんなふうに訪問して報告するようなことはしていないと思う」

と言ったら、アメリカのstate of the union はおそらくイギリスのその慣習からきている・・・と、

彼が説明してくれたのだけど、全然しっくりこなくて(意味不明)。

 

帰宅してから調べたら、これは一般教書演説のことでした(笑)

「首相が女王を訪問して政治の現状を報告する」というイメージからすると、

ちょっと思っていたものと違うけれど、彼によると一般教書演説のもととなっているのは

イギリスのこの慣習だそうです(?) ホントかな?笑

 

・・・と、毎回こんな感じでテーマに沿って、いろんな話をしています。

とにかく担任が博学なので、どこに話題が飛んでもいいように、

「担任がこのことに触れそうだな」と思う話題はすべて調べていくようにしています。

今回は

「イギリスの植民地支配の歴史」

コモンウェルスってなに?」

アメリカ独立戦争の原因」

についても、事前にすべて日本語と英語の両方で調べていきました。

自分から話題にしないにしても

彼が話してくれたときに「ああ、あの話だな」と背景がわかるので、聞いていて

より楽しめるからです。リスニングもスムーズにいきますしね☆

 

今後も、書けるようだったらこうして記録に残していこうと思います。