完全に順番を間違えた。

 最近、自分の英語学習について考えることが多くて

なんというか、ものすごく焦りすぎている気がします。

勉強のモチベーションが下がっているわけじゃなくて

むしろ常に、「今日もあれとこれとこれをやらないと・・・」と焦ってて

通訳案内士の筆記試験前の自分と全く変わらなくなってきているというか

精神的に余裕が生まれない感じ。

その理由は自分でハッキリわかっています。



昨日の記事を書いている時も、実はそうだったのだけど

英検1級のための勉強をスタートさせてから

心境に変化が表れてきて、だんだんと、

通訳案内士資格のための学習意欲が後退してきてしまっていうこと。

この資格はもういらない、っていうことではなくて

「本当は英検1級を先にとってから、通訳案内士を受けるべきだったのかも」

という後悔みたいな感じです。

自分の中で、通訳案内士の試験をちょっとナメてました。

単純比較で、英検1級のほうがずっと難しい→通訳案内士に合格するほうが楽・・・って

思い込みがあったから。

もちろん、総合力でいったら、間違いなく英検1級が最高峰なのだけど、

でも、二次試験の対策をしようとすればするほど、

この通訳案内士資格の本当の難易度が実はすごく高いことを思い知らされて・・・(汗)

ちょっと打ちのめされている感じなのです。

ここ数日、実際にここ数年間の二次試験ではどんなお題が出されたのか

ネットで過去データを検索して集められるだけ集めてみたのですが・・・

それを見て愕然としています。

盆栽 、御朱印、 ラムサ-ル条約

下駄、 おばんざい料理 、日本の免税制度

ひな祭り、 日本の世界遺産江戸城

国立西洋美術館、 茶室の役割、 厄年

川柳、 日本の城の種類、 人力車

合気道、 神社、 日本の家庭、

江戸時代の身分制度、 お盆、 鏡開き、

天皇制度、 高野山、 日本の国立公園、

振袖、 和紙、 グリーンツーリズム

初詣、 七夕、 文化の日

納豆、 七五三、 お伊勢参り

提灯、 漆器、 駅の自動改札

日本の伝統芸能について、日本の社会保障制度について、

最近の気候変動について、

鍋、日本で人気のスポーツ

ししおどし、お茶漬け、たこ焼き

新撰組、日本の野生動物、流行語大賞

四国八十八箇所風林火山

↑これでも、わたしが拾い出したお題の3分の1くらいでしかありません。

もっともっと多岐に渡っています。

正直、拾い集めたテーマを見渡してみると

「2分間も語れない」というものだったり

「そもそも日本語ですら説明できない」

テーマが大半。

これらを、受験者のみなさんはどう対策しているかというと、

大抵の場合、100~300くらいのこういったスピーチテーマの英文を暗記するらしい。

それぞれの英語の説明文のストックを頭に多くインプットして

本番でそれをつないでしのぐ感じ・・・・?

中には、日本語で頭に入れておいた知識を

即興でその場でスピーチできるツワモノもいると思いますが

たぶんそんな英語力のある人はごくごくわずかなはず。

もちろん、質疑応答もあるそうです。

自分が選んで話したテーマについて、何を聞かれるかわからない中、

それにも臨機応変に答えられないといけません。

だから、暗記だけで乗り切れるものでもない・・・。

面接では、

「3つのテーマが書かれたカード」が渡されて、その中から

自分が話せそうなテーマを一つ選べるので、

そのわたされた3つのカードの中に、自分が内容を暗記したテーマが

運よく入っていたら、ラッキー。

難易度の高い3枚(日本語でも説明できないような)だったら厳しいことになりそう。

さらに、日本語での説明文をその場でメモをとって、英語に訳す、

逐次通訳のテストもあるし、

さらにさらに、去年までは6割で合格だったのが、

今年からは7割に合格ラインのがあがったため、

もうそれだけでも、難化しているといっていいです。

そんな現実と、自分の英語力を冷静に見た時・・・・

英検1級に合格してから臨むべき試験だったんじゃないかと思いました。

もちろん、その1級合格は甘くないので、何度も何度も跳ね返されて、

チャレンジすることになると思います。

でも、1年に1度しかチャンスのない通訳案内士試験と比べたら、

モチベーションを維持しながら取り組みを続けやすいし

費やす時間の分だけ、ゆっくりでも確実に4技能の向上につながるはずなので

それはとても意義のある時間になったはず。

つまり、そもそも「英文で100以上ものテーマを暗記してなければ話せない」

っていうのはそれは英語力じゃないわけで・・・

自分の実力に見合っていないんじゃ?と思えてきたわけです。

わたしは「TOEIC900点以上あれば、英語の筆記試験が免除になる」

という、そこだけに目を奪われて

さらに、そのくらいの英語力があれば、二次はなんとかなるのでは?という

能天気な見積をしていたけれど、

完全に間違えたと今は後悔しています。

ただ、この試験を受けようと思ったときには

まだ英検に対する意欲はひとかけらもなかったんですよね・・・・(汗)

それも原因だったと思います。

今、自分でこれからどうやって英語学習を進めていくか?について

頭の中でいろんな考えが浮かんでいるので、

ちょっと整理してまた書こうと思います。