ハっとした言葉。

少し前に書いた通り、自分の心の中ではわりとはっきりと、

市民英語講座をこの9月で辞めると決めていましたが

今日、決定的なことがあった。

それは、この4月から新しく入った女性と

たまたま講座の後に少し立ち話をする機会があり

なんと、彼女もこの講座について大きな疑問を感じていて

「2回目の講座に参加したときに、えっ・・・?って思ったんです」

と打ち明けてくれたのだ。

彼女は海外生活の経験もあり、英語の発音やアクセントもとてもきれい。

本人は語彙はそんなに多くないし、英語を使う機会もないので・・・と

謙遜されているけれど、その発音だけでかなり洗練された英語に聞こえる。

(やっぱり発音とアクセントってめちゃくちゃ大事)

超カタカナ・ブロークン・イングリッシュの古株メンバーさんたちに

囲まれていたわたしとしては、

そんな彼女が新メンバーの一人として入ってきてくれたときには

ものすごく刺激になると思ったし、

本当にうれしく思ったっけ・・・・。

その彼女から今日初めて聞かされた、

この講座に対する本音。

それはまさに

わたしがずーーーーっと思ってきたこと、すべてそのままだったことに驚愕。

これまで、講座の中で自分が感じている不満をぶつけたことはないわたし。

それは旧メンバーすべての人が、

なんというか、講師の取り巻きみたいな感じなので、

ヘタな本音をポロっと言ったらまずい・・・という自制が効いていたから。

でも、今回この彼女からの言葉を聞いて

「そう!そうなの!そう思うよね?」と身を乗り出してしまったわたし。

今更もう、ひとつひとつ細かいことは書かないけれど

(さんざんここで愚痴ってきたことすべてだから)

本当に彼女、細かいところまでよく見ていて

その「ここおかしくない?」の視点が全く私と同じだったので

胸のすく思いだった。

英会話スクールの講師と比べたりとか

自分の英語を習得したい欲の本気度と照らし合わせたりして

この講座の内容だったり、講師のやり方・資質そのものだったりに

大きな疑問を感じていたわたし。

けれど、そうは思いつつ

それはどこか、単なるわたしのわがままで、

単にケチをつけているだけなんだろうか?というためらいもありました。

けれど、そうじゃなかった。

なんだかそれだけで、心の底からホっとした。

この講座は、6minute Englishのスクリプトの内容を

どれだけ「暗記」するかにかかってる。

講師が内容について質問をし、

その答えの部分を暗記してきた受講者が、事務的に答えるだけ。

でも、実際に自分が答えるのはほんの2~3言にすぎない。

わたしは

そのたった2~3言のためだけに何時間もかけてすべての内容を覚える。

そして、少しでも発言機会を増やそうと思って

トピックに関連した英語記事をネットで探して読む→自分の言葉でまとめる。

これにも数時間かけてる。

でも用意したそれらの予習は、9割が無駄になっている。

自分に発言機会回ってくるのはせいぜい1~2回だし、

それらは「暗記したことをただ言うだけ」なことだし、

”自分の言葉で何かを説明する”なんて機会はほとんど巡ってこないから。

(講師がそんなことを求めてないから)

それでも

「この予習自体に意味がある」って自分に言い聞かせてきたけれど

新しく入ってきたこの女性が

「この講座って、講座の時間そのものじゃなくて、

予習に価値を見出さないといけない講座ですよね」

とため息交じりに言ったのを聞いて、ハっとしてしまったのだ。

本当にそうだ。わたしは「意味がある」って言い聞かせてきたけど

そうじゃなくて、むしろ

「そこにしか意味がない」

講座だったんだ・・・・・。

お金払って参加しているのに「予習にしか意味がない」ネイティブの英語講座って

どんなだよ????

それを「それでも無駄ではないはず」なんて

続けてきただなんて、

どんだけお人よしなんだよ?わたし?と、

今更自分に対してツッコミを入れたくなった。

もちろん、「こんな講座、全く意味ない」と、

彼女も早々に半期(9月いっぱい)で辞めることを決めているそう。

つられて「わたしも辞めるつもりですよ」と言ってしまった。

それでいい。

なんだかとってもスッキリした。

ひとりでモヤモヤしていたことを発散できたし、

辞めることに対して罪悪感がなくなったし。

せっかく新しく入ってきた女性たちと

仲良くなったのに、わたしだけイチ抜けます・・・みたいなのが

申し訳ないなぁ~と感じていたので。

残りの女性2人とは今日話せなかったので

まだわからないけれど、

案外彼女たちも同じ疑問を持ってるような気がする。

チャンスを見つけて聞き出してみたい(笑)