久しぶりの更新になっちゃいました。
次の目標は7月の英検1級2次試験・・・ということで
かなり日もあることに加え、老犬介護中心の毎日なので
なかなか英語学習に集中することもままならず・・・
今は英会話スクールのレッスン予習を中心とした、
1日1~2時間の英語学習が精いっぱいな感じです。
まだ1次試験しか合格していない身ではありますが、
自分の英検1級1次試験対策について、
もしかしたら誰かのヒントになるかもしれないので
少しずつ書いていこうかなと思います。
今回はわたしのやった語彙対策について。
何の自慢にもなりませんが、わたしはいわゆる「ボキャビル」というのが
本当に苦手で、単語だけをひたすら覚える地味な作業に対して
「楽しくない」という身もふたもない理由からなかなか語彙が増えないという
悩みがありました。
けれど、英検1級1次試験を突破するにあたり、語彙は避けては通れない壁です。
しかも、やっていくうちに理解するようになったのですが
1級1次試験って、語彙問題と長文問題を比べた時に
長文のほうが配点が大きいとかそういうことはなくて、
長くて難解な文章を必死に読んで正答した1点と、語彙問題1問の1点は同じ価値
というのが大きなポイントなんですよね。
(※誰でも知ってることかもですが、英検初チャレンジの人だと意外と気づかなかったりする点なので一応・・・)
バランスよくスキルを鍛えることは大事なことですが、
リーディング問題全41問のうち、半分以上にあたる25問を語彙が占めている以上
そこで大きく得点することは非常に重要で、むしろ語彙を避けてリーディングで
点数を稼ぐことは難しいと思ったほうがいいほど大事なパートなわけです。
それを理解した時に、語彙を本気で頑張らねば・・・!と、自分に気合を入れました。
そしてわたしの語彙対策を取り組んだ順番に紹介すると・・・
第1段階:単語アプリmikanによる「パス単」の暗記
英検語彙の定番といえば「パス単」で、わたしも初めは書籍を購入したのですが
語彙暗記が苦手な私にとって、単語帳のハードルは高く・・・
最初のうちは順調でもページ数が増えてくるとだんだん脳に負荷がかかって(笑)
頭の中で単語がごちゃごちゃにシャッフルされちゃう感じで本当にダメで・・・
そこで、まずはパス単1冊分をアプリで強制的に覚えることにしたわけです。
mikanのレビューについては過去記事でも書いています。
enjoy-englishlife.hatenablog.com
※パス単mikanは有料アプリなのですが、わたしが使っていたときは「1回購入したらずっと使える」アプリでした。でも今はシステムが変わったようで、「月額性」となっているため、人によっては高いと感じるかもです。
ただ、どうしても語彙が覚えられないのであれば2~3か月集中してがんばる!と
割り切っての月額利用もありかと思います。
わたしはこのアプリをとにかくひたすら繰り返して、パス単1冊分をほぼこれだけで
暗記したので課金する価値があったと思ってます(^^)
第2段階:「語彙完全制覇」をやりこむ
パス単1級をほぼ暗記した時点で、過去問に取り組んでみました。
ところが、やってみて愕然とするのです。
パス単1冊暗記したことですっかり「語彙はOK」とタカをくくっていたのですが、
実際には全然できなくて25問中15問くらいしか正答できなかったのです。
そこで思い知りました。「パス単」というのは英検1級のおいて、クリアしておくべき
最低ラインであって、パス単だけでは到底太刀打ちできないということを・・・。
そこで、さらに語彙の上積みをするべく、新たに「語彙完全制覇」を購入しました。
「パス単」と重なっている部分もあるので、取り組むことはそこまで難しくはなく
パス単には記載されていない単語を中心に覚えていきました。
(※あまり書籍の中身を載せることは良くないかもなので少しぼかしてあります)
↑この本、すごく良かったです。
見開きの左側に問題、右側に解答と解説・・・という形なので、
本を読む感覚で、隙間時間に2~3ページだけ・・・とか問題に取り組み、
解説を読む・・・という使い方ができます。オススメです。
本当は「正答ではない選択肢」まで覚えるべきなのですが、そこまでのキャパが
なかったので、わたしは「正答」の単語中心に覚えました。
第3段階:過去問に出てきた単語を覚える
「パス単」と「語彙完全制覇」の2冊に取り組むと、ようやく過去問でそれなりの力で
ぶつかっていくことができるようになってきました。
そして次に取り組んだのは「過去問に出てきた単語をすべて覚える」です。
一見大変なように思えるけれど、「パス単」と「語彙完全制覇」に取り組んだ後だと
語彙力の下地のようなものができているのでそこまで大変な作業ではなく
「不足を補う」という感覚で取り組めるのでこのあたりに来ると、語彙暗記を
苦痛とは感じなくなっていなくて、「わかる単語が増える楽しさ」を感じるように。
第4段階:それでも覚えられない単語をメモ帳に書き出す
試験が近づいてくると、覚えた単語のリテイン作業も大事だけれど、
ウロ覚えの単語だけをピンポイントに定着させることが重要になってくるし、
最後の最後まで、1語でも多く単語を覚えたい!という欲求に駆られるので、
試験の1カ月くらい前くらいになったときに「なかなか定着しない単語」や
「新しく覚えたい単語」をメモ帳に書き出して、毎日それを音読して覚えるようにしました。
↑サイズ感わかりづらいですが、このノート、B6サイズで非常にコンパクト。
常に目に付くところにおいて、朝晩とか隙間時間に何度も音読しました。
見てわかる通り、「単語と意味だけ」を書き出すのではなく、
問題文や例文をそのまま書き出して「定番フレーズ」として覚えることを意識。
そして、日本語での意味の書き込みはどうしても覚えられない単語だけなど、
最低限にしました。
英文を読んで意味が分かればOKなわけで・・・
日本語文を書き込む必要性はないですもんね。
・・・・・というわけで、以上がわたしが語彙強化のために段階的に取り組んだ
ことの流れです。
わたしは2回1次試験にチャレンジしたわけですが、
これだけやっても1回目、2回目ともに「20問/25問」しか正答できなかったので
あまり大きなことは言えませんが、この取り組みをする前の語彙力は
本当に悲惨だったので対自分比でいえば、よく健闘した!とほめてやりたいです(笑)
そして最後にもう一つ大事なこと。
■語彙問題は例文や問題文を何度もしっかり音読する
これ、めちゃくちゃ大事だと思います。
語彙・・・というと、「単語&意味」だけに捉われがちですが、実際の試験は
問題文を読み、文章の中に穴埋めする形で正答を選ぶわけなので、
「問題文を素早く読む力」がものすごく重要になってくるからです。
素早く問題文を読み、素早く正答を選ぶ。
そのためには、普段から問題文を素早く読むことに慣れていないと難しいです。
実際、わたしが過去問に取り組み始めた最初の頃は、語彙問題に15分くらいかけて
しまっていました。問題文を読むことにもモタモタしていたからです。
リーディング試験は試験時間がタイトなので、あとの長文読解や、
最大の難関である「英作文」のために少しでも多くの時間を確保するためには、
語彙問題は「25問を10分以内で終了」することはマストじゃないかと思います。
で、そのことに気が付いてからは、例えば過去問の語彙を覚えるときなどに
時間がかかっても必ず問題文を音読しながら単語を覚える・・・という形にしたところ
だんだん読むスピードがあがり、パターンやフレーズで覚えられるようになったせいか
問題文を全部読まなくても正答が選べるケースも増えてきたので
「素早く解く」には確実に効果があったと思います。
(実際の試験では、わたしは2回とも8分くらいで終わらせました)
・・・と、だらだらと書いてしまいましたが
以上が、わたしが語彙対策のためにやったことです。
やり方は人それぞれでいいと思うし、また人によって「合っている」やり方は
違うので、もっと効率のいい形があるとは思いますが
「語彙が苦手なんだよね」と思っている人がいたら、多少のヒントにはなるかも?と
思い、書いてみました。