夕べ、たまたまぼんやりとつけっぱなしにしていたNHKで
「72時間」というドキュメンタリーが始まったので
思わず見入ってしまいました。
だってテーマが英会話だったんだもの!
自分もこうして英語の勉強をしていて、
そして英会話もちゃんとできるようになりたいと思っているので
このドキュメントは、ひとつひとつ
「ああ~わかる・・・!」
とじんわり胸に響くものがありました。
一口に「英会話」といっても、さまざまな目的だったり
必要に迫られて・・・だったりで取り組んでいると思うのだけど
それでも、
英会話の習得に一生懸命取り組む大人たちの大半は
自らの意思で、自分の壁を越えようとしている。
ああ、仲間だぁ・・・・!って勝手にニヤニヤしてしまっていました。
同時に、見ながらふと考えたのは・・・
「わたしが英語を勉強している理由」
これが若い人なら
「将来英語を生かした仕事に就きたい」って言えるだろうし
バリバリ働く社会人であれば
「仕事で英語が必要なので」
と言えば、一言で相手から理解される。
でも、アラフィフのわたしがこんなにも
ひそかに(家族にも内緒で) 必死に英語の勉強に取り組む理由って
一体どんなことだと言えばいいんだろう?
来週の英会話スクールの面談でも必ず質問されるだろうし。
そのときは何て言ったらいいんだろう?
自分に正直に正直に答えるとしたら・・・
わたしは高校時代、すごく英語が得意だった。
英語を使える仕事につきたいな~なんておぼろげに考えてもいた。
けれど現実問題として実家にはわたしを大学に行かせるような
経済的な余裕なんてなかったことを高校半ばで知り、
親の期待に応えて進学をあきらめた。
働いて、実家を経済的に支える必要があったから。
それから約30年・・・
自分の中にずーっとくすぶり続けた思いは
「大学に行きたかった」という、単純な学歴コンプレックスではなくて
大学へ行ってたら、英語の仕事に就くことができていたんじゃないかなあ・・・
という英語の勉強を続けられなかった後悔の念。
本当は続けられなかった、じゃなくて
「環境を理由に続けようとしなかった」だけなのに。
実は2年前にFP1級とCFPの資格を取った。
3級から始めて3年がかり。
知らない人にはよくわからないちょっと複雑な試験システムなので
合計で3年間で9~10個?もの試験を受けた。
特に社会的に役立つ資格でもなんでもないけれど
計算が苦手な自分にはそれだけでもとてもハードだったし
そこまでの道のりは、「自分への挑戦」だった。
けれど、それでもひとつひとつクリアしていくことで、なんとか達成できた。
なんだかその達成感から「年齢なんて関係ないんだ」と
妙な自信を得ることができて、
「じゃあ英語だって今からもう一度頑張れるんじゃ?」とやる気がわいてきた。
それで2年前からやり直し英語を始めた。
誰かに評価してもらうことをせず
自己満足だけで細く長くゆるゆると英語をやるのも
もちろん、ひとつの向き合い方だけれど
自分の場合は、明確な目標をたてて、少し厳しいところへ追い込んだほうが
自分自身の進歩を感じられるし、達成感というご褒美もついてくる。
それらもまたFP試験への挑戦で経験したことだったので、あえて目標もつくった。
それに、いずれは誰かから聞かれたときに
「英語話せます」って言いたいし(笑)
でも、ただの主婦である自分が「英語話せます」と誰かに言うとしたら
それは自己申告ではなくて、客観的に英語力を証明できる資格をもっておきたい。
だから今の自分の当面の目標は通訳案内士の資格を取ること。
その資格ととるためにTOEICのスコアが欲しいからTOEICもがんばること。
そして、話す能力もつけなければいけないから
英会話をがんばりたい!
・・・というのが本当の気持ちなんですが
英会話スクールの面談ごときで
そこまで熱く熱く語る人いないでしょうから、当然言いません(笑)
うーん、なんて答えたらいいんだろう?
これ、聞かれる相手にもよりますね。
受付時に日本人の担当の方なんかに聞かれるのだったら、
わりと細かいニュアンスが加えられるので
「子育ても終わって自分の時間ができたから、やり直そうかなと思って~」
なアバウトな感じで言えると思うけど
相手が外国人講師だったら?(笑)
海外旅行に行きたいからとか・・・
字幕なしで洋画が見たいからとか・・・
そういう当たり障りのないことで濁してしまうだろうな~。
あ、リンク先のドキュメンタリーは
18日(土)に再放送がありますよ!
見逃した方、見てみたい方はぜひ~。